闘病日記 一般病棟:オムツ交換隊出動!!

病室は小説より奇なり

一般病棟初日の夜。私が知らなかった特殊病室の話。

私はHCUから上がったばかりだったので、ナースセンターに近い部屋に入ったわけだけども。

このナースステーション付近のお部屋は重症度が高いというか自分で動けない患者さんが多いので、夜中に二度、大勢でヘルパーさんたちがやってきて部屋のメイン電気を点け、寝てる患者への配慮ゼロでオムツ替えをしていく時間帯があった。

身障者の対応は、夜中だろうが誰かが寝てようが関係なく、昼間と同じテンションと大声で話かける。

その中で1人、新参者の私はオムツ交換隊の出動を知らず、いきなり室内の電気が全灯し、だーーーっと人が入ってきて

カーテンの向こう側でワイワイと始まった瞬間、

「何事!?」

となった。

さらに数時間後、完全に眠っていたところへ同じ状況…

自分以外のブースで一斉にゴソゴソやっている様子を見ているが夢か現か判別つかず。

室内の電気は煌々、やってきた人々は昼間のような賑わい。カーテン 越しに見える風景は夜中の病棟とは思えないくらいの異様そのもの。

一度目は起きてたから記憶は正しいはずだけど、二度目はそれを夢に見たのかもしれないと思うほどに異様だった。

HCUの方がまだ全灯しないだけマシ。

この部屋は昼間ずっと騒がしく、夜は1時間ほど静かになったくらいで、夜もやっぱりずっと賑やかだった。

朝方、点滴確認に来た看護師さんへ

「幻覚見たかも」

と話すと

「あぁ、オムツ交換だね。ごめんなさいね。言っとけばよかったね」

って。

いやぁ、体調が良くなったわけではなかったので、やけにリアルな夢を見たのかと本当に驚いちゃったよ。

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